
🌅 ロングビーチで始まった3年間の暮らし
2022年、世界がまだ落ち着かない時期に、
私は補習授業校の派遣教師としてロサンゼルスのロングビーチに渡りました。
不安もあったけれど、
新しい国での生活への期待が大きく、
「きっとすてきな3年間になる」とどこかで信じていました。
実際、その予感は確信へと変わっていきます。
🏨 由緒あるホテルで暮らすという特別な体験

私が暮らしたアパートは、
ロングビーチで長く歴史を刻んできた老舗ホテルをリノベーションした建物でした。
かつては
- マリリン・モンロー
- カーク・ダグラス
といった映画界のスターが滞在し、
ミスユニバースの会場としても使われたという由緒ある空間。
そんな場所が“自分の家”になるなんて、
渡航前には想像もしていませんでした。
エアコンがない部屋も、
ロングビーチの地中海性気候と海風のおかげでまったく不自由がなく、
窓から吹き抜ける風が日々の疲れをそっと軽くしてくれました。
🐾 アメリカで一番人気者だったのは、もしかしたら愛犬タクト

散歩に行くたび、
うちのトイプードル・タクトはまるで街のアイドルのようでした。
日本では誰もが知っている犬種なのに、ロングビーチでは頻繁に
「What kind of dog?」
と聞かれます。
犬種を伝えると、
「So cute!」
「Puppy!?」
「Oh, adorable!」
と、みんなが目を輝かせてタクトを褒めてくれる。
加えて、アメリカでは、ほとんどのレストランやお店、スーパーの食品売り場でさえ、ペットフレンドリーで連れていけますし、道路の交差点毎にウンチ袋が設置されているというありがたさ。
アメリカの人たちは、動物にも優しさを惜しみなく向けてくれるんだと感じました。
タクト自身も、毎日が楽しくて仕方なかったように思います。
ある意味、
アメリカ生活を一番満喫したのはタクトだったのかもしれません。
⚾ 大谷翔平選手の“歴史的瞬間”を、生活圏の中で見る贅沢

ロングビーチ生活で忘れられない出来事のひとつが、
大谷翔平選手の姿をリアルタイムで目にできたことです。
- エンゼルス時代
- ドジャース移籍1年目
- ワールドシリーズ優勝の瞬間まで
球場に足を運べば、
そこにはテレビでは伝わりきらない熱気と迫力がありました。
同じ国の空気の中で、彼のプレーを見られたこと。
あれは本当に、人生の宝物です。
🌍 困難の中で始まり、世界が日常を取り戻すのを見届けた
渡航当初は、
- コロナ禍での生活
- インフレの加速
- 円安による物価高
決して楽ではない環境でした。
それでも少しずつ世界は前へ進み、
街に活気が戻り、人々の表情にも穏やかさが戻っていった3年間。
「世界が立ち直っていく様子」をアメリカで見られたことも、貴重な経験でした。
🍔 食文化への驚きと、日本の豊かさを知るきっかけ
サンフランシスコからサンディエゴまで旅しても、
土地ならではの名物がほとんどないというのは驚きでした。
もちろん、美味しいお店はたくさんあるけれど、
“その土地の文化を食から味わう” という点では、日本とは大きな違いがあります。
帰国してコンビニのおにぎりを食べたとき、
あまりのおいしさに思わず笑ってしまい、
「あぁ、日本ってすごい国だ」
と改めて実感しました。
🍁 2025年3月、日本へ帰国。そこで見えた日本の魅力

そして2025年3月末。
アメリカでの3年間を終え、日本へ帰国しました。
久しぶりに感じる日本の春の匂い。
四季がはっきりと移り変わることの豊かさ。
朝晩の冷え込みさえ、どこか懐かしく感じられる。
そして何より驚いたのは、
- 街の清潔さ
- ごみの少なさ
- 丁寧なサービス
- 食のバリエーション
“日本にずっと住んでいたら気づけなかった良さ”が、次々と目に飛び込んできました。
日本の魅力は、離れてみて初めて気づくものが本当に多いのだと感じます。
✨ アメリカの良さ、日本の良さ。そのどちらも大切にできる自分へ
アメリカの自由でおおらかな空気。
日本の細やかで心地よい丁寧さ。
どちらが良い悪いではなく、
それぞれが違う魅力をもっています。
二つの国で暮らしたからこそ、
私は世界の見え方が少し変わりました。
アメリカでの経験があったからこそ、
日本の良さを深く理解することができた。
そして今も、
ロサンゼルスの空の青さも、
日本の季節の色合いも、
どちらも私の中の大切な“ふるさと”になっています。
🌸 まとめ
海外で暮らすことは、
その国を知るだけでなく、
“自分の国の魅力に気づく旅”でもあります。
ロングビーチでの3年間と、2025年に迎えた新しい日本での生活。
その両方がつながって、今の私の価値観をつくっています。
これからも二つの国で得た学びや気づきを大切に、
日々を丁寧に楽しんでいきたいと思います。

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